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心霊

一八さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

見知らぬお婆ちゃんの後をつけたところ・・・
短編 2021/11/03 12:03 2,379view

僕が17歳の頃、10階建てのマンションに住んでいた時の怖い話です。
朝学校へ出かけ、夜の8時ごろ帰宅する毎日を送ります。
私学のサッカー部に所属していた僕は、午後から練習をしていました。

いつものように家に着き、自転車を止めてるとエレベーターに乗ります。
住んでいた階は、5階になり部屋は3DKの間取りです。
5階に着くと、エレベーターから降りようとした時です。

1人のお婆ちゃんがすれ違うように、乗って来ました。
年齢は、70歳ぐらいで初めて見る人物になります。
5階の通りには、10世帯が住んでいます。

2年以上住んでいたマンションになるので、大体の人は知っている感じです。

しかし、お婆ちゃんの顔を見た時、全く知らなく外部から訪れた雰囲気もありません。
僕は、少し気になりながら自分の家へ入って行きました。

次の日、学校が終わり僕はいつものように帰宅をします。
エレベーターに乗り、5階で降りようとすると、また、お婆ちゃんと会います。
すれ違う感じで、乗り込んだお婆ちゃんは僕に対してニコリと笑ってきました。

「あのお婆ちゃん、何処かの家に住んでいるのだな」

と、思った僕は家へ帰ります。
しかし、次の日、同じ時間に帰りエレベーターに乗り5階に着いた時です。
また、お婆ちゃんがドアの前にいて乗り込もうとして来ました。

僕は、だんだんお婆ちゃんが気になり少し考えます。

「明日、お婆ちゃんがエレベーターにいたら後つけてみよう。」

そう思った僕は、次の日同じ時間に家に帰ります。
エレベーターに乗り込み、5階に着いた時、やはりお婆ちゃんはいました。
僕は、5階に降りず、エレベーター内に残りお婆ちゃんは乗り込んできます。

そして、お婆ちゃんは何処の階で降りるのかボタンを見ました。
すると、ボタンのランプは、10階へ行くようです。

「お婆ちゃんは、10階に住んでいるのかな?」

と、僕は思いながら10階に着きます。
お婆ちゃんは、エレベーターから降りると歩いて行きます。
僕は、少し遅れてお婆ちゃんの後をバレないよう着いて行きました。

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