見知らぬお婆ちゃんの後をつけたところ・・・
投稿者:一八 (66)
短編
2021/11/03
12:03
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お婆ちゃんは、廊下の1番端まで歩いた時、「非常階段」の前で止まります。
そして、屋上へ登れるドアを開けると、屋上へ行きました。
僕は、後を着いて行き屋上へ行ってみました。
お婆ちゃんの姿が見えた次の瞬間、お婆ちゃんは下に飛び降りました。
「わぁー、お婆ちゃん。」
そう思った僕は、急いで家に帰り母親に伝えます。
「さっき、知らないお婆ちゃんが屋上から飛び降りた。」
母親は、驚いてベランダで僕と一緒に覗いて見ます。
しかし、下にはお婆ちゃんの姿はありません。
僕は、家から外に出て1階へ行って見ました。
すると、お婆ちゃんの姿はなく不思議になりました。
学校へ行った僕は、友人にお婆ちゃんの事を話します。
「それ幽霊じゃないか。」
と、言われ、僕は家へ帰るのが少し怖くなります。
数日後、母親が下の階に住む人に聞いた所、衝撃の事実を知りました。
僕の家族が住みだす前、お婆ちゃんが屋上から飛び降り自殺したそうです。
それを聞いた僕は、エレベーターに乗らず階段を使うようにしたものです。
半年後、再びエレベーターを利用するようになるとお婆ちゃんは現れなくなりました。
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