子供の頃の体験です。
夏休みに、田舎の祖母の家に遊びに行った時の話です。
当時私は小学4年生で、3歳年下の妹と2人で1週間祖母の家で過ごす事になりました。
ある日、その日の分の夏休みの宿題を終えた私と妹は、近くの河原まで遊びに行きました。その河原にはほとんど毎日通っていたので、いつもと違うものがある事には2人ともすぐ気付きました。
川に近い大岩の上に、小石がタワーのように積まれているのです。形も大きさもほぼ同じくらいの石が、30個くらいは上手に使っ積まれていました。
「すごーい、誰がやったのかな?」
妹は興味津々でその石タワーを眺めていました。
次の日も、私と妹は同じくらいの時間に河原に遊びに行きました。すると、昨日出来ていた石のタワーの隣に、もう1つほとんど同じ石のタワーが出来ていました。
私と妹は「増えてる!」と興奮して、2つの石のタワーを間近くまで行って眺めていました。
魔が差す、というのはこういった感覚なのでしょうか。私は我慢出来なくなり、その石のタワーの1つを指でつついて倒してしまったのです。それを見ていた妹も、もう1つを力いっぱい掴んで壊してしまいました。
その晩、私と妹は原因不明の高熱にうなされました。実家から母が駆けつけ、夜間病院にも連れていかれましたが、原因は分からず、解熱剤もなかなか効きませんでした。その時の記憶は無いのですが、後から聞いた話によると、私も妹もうわ言でずっと「ごめんなさい」と言っていたそうです。
私の熱は3日後、妹はまるまる1週間経ってようやく回復しました。
石のタワーを壊した事が原因なのかは分かりません。ですがそれ以来、幼い妹は「河原」や「石」という言葉を聞くだけで、ビクビク震えるようになってしまいました。
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