「はとこの恋心に気づけなかった僕」
投稿者:breath (13)
長編
2020/11/30
00:35
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この手紙はずっとはとこの親が保存していたようですが、遺品整理等をしていると手紙がないことに気づき、色々と探しても見つからなかったので「もしや」と思い、僕のところに訪ねてきたということでした。
きっとはとこが僕に気持ちを伝えたくて、保存場所から持ち去り僕の机の中に入れたのだと思いました。
そして、それを伝えるためにテレビの画面に現れたり、僕の足をすくってからかったり、墓石の後ろに現れたりしたのだと思いました。
僕ははとこの親にはとこが僕の事を好きだったというのは分からなかったと伝えました。
そして、この手紙の内容は素直に嬉しいとも伝えました。するとはとこの親は泣いていました。
僕は続けます。「もし今度生まれ変わることがあって、血縁関係じゃない状態で巡り合えたらはとこと一緒になりたい」と伝えるとはとこの親は号泣し、僕の親も切ない顔で見ておりました。
このように若干怖い体験と不思議な体験もしましたが、人の恋心というのはいつかどのような形かで伝わるものだと痛感した体験でもありました。
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クリスマスイブの今日読んだら、胸がつーんとしました。。。
報われてはないよね?
せつなくて甘酸っぱい いい話だなぁ!
はとこなら結婚できるよね!
怖いというより、じーんとしたお話でした。