「M県S市の巨大廃墟にて・・・」
投稿者:breath (13)
本日は僕が実際に体験した怖いお話を書いていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
「肝試しでもする!?」
学生時代の頃のお話に遡ります。夏休みになり仲良し5人組で家に集まり、ゲームをしたりバカ話等をして楽しんでおりました。
特に恋愛話等では、「俺フラれたー(笑)」「彼女できた」等の話題で楽しんだことを昨日のように覚えております。
そんな楽しい雰囲気の中で、夏という事もあって友達が「なぁなぁ!肝試しでもしてみね?」と言い出しました。
僕は直感的に「ヤバい!」と思い、反対をしました。
ところが他の友達が「俺はやりたい」「行きたいなぁ」という事になり、僕も参加してくれとの事で仕方なく付き合いました。
しかしながら、僕は「俺は車で待ってるわ!車は俺が出す」と言って、免許取り立てだったので「練習にもなるからさ」と言って肝試しの話はとんとん拍子固まっていきました。
「巨大廃墟」
友人が「この廃墟ずっと気になっていたんだ」との事で、スマホの画面を見せてきました。
この廃墟は地元では有名な巨大廃墟であり、なんでもラブホテルが廃墟となったいうお話がありました。
僕は予定通りに友人たちを乗せて出発して、車の中で待機しました。
友人たちは2人1ペアで肝試しを決行したのです。
しかしながら、夜になってこの巨大廃墟を見ると非常に薄気味悪いものだなぁと思いました。
「無事に終わったかと思いきや・・・」
僕は車の中でコンビニのおにぎりを食べ、お茶を飲み、音楽を聴いて過ごしておりました。
特に変わったこともなく、1ペアが帰ってきて、もう1ペアが出発しました。
先発組の友人たちは「特に何もなかったな」「ちょっと怖かったけど全然大丈夫」と余裕でした。
そんなことをしている内に、後発組も帰ってきました。
そして、友人と僕が車から出て「はい!肝試し終了!」と言うと、後発組の友人たちも「何か普通だった」「気味悪いくらいだろ」なんて余裕な感じでした。
さて、そろそろ帰ろうという時に僕は気づきました。
後発組の友人のTシャツに無数の手の形をした跡がついていたのです!もうひとりの友人には、長い黒い髪の毛・・・
僕は「おまえら・・・それ、どした?」というと、「ん?」と言って、見た友人は「な、なにこれ?え?え?」と大混乱に陥りました。
先発組は何もなかったのですが、後発組には無数の手の形の跡、長い黒い髪の毛、髪の毛はその場に捨てることはできました。
しかしながら、友人はそのTシャツを洗濯しても手の形は消えなかったのです。
僕も確認したので間違いありません・・・世の中には怖くて不思議なこともあるものだと痛感した夏の出来事でした。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。