「鏡を見てみると・・・」
投稿者:breath (13)
僕が高校生時代に体験した怖いお話をしていきたいと思います。
中学を卒業して受験をして晴れて高校生となりました。入学式を終え、見慣れない顔ばかりであり、「本当に友達ができるのか?」なんて不安でいっぱいでしたが、2日~3日もするとすぐに仲良くなり、友達になれました。
そんないつもの朝の事です。
起きてシェービングをしようと鏡を見てみると、何故かいつもより鏡が汚れておりました。「なんだ?俺、こんなに汚したかな?」なんて言いながらシェービングをしておりました。
この時はこれで終わったのですが・・・
高校へ行き、友達に言ってみると霊感のあるヤツが「それ霊じゃね?何かそんな感じする。俺霊感あるし。」ときょとんとした顔で言われました。
「そんな怖がるなよ。大丈夫だよ。」なんて言われたので、気にせずに過ごしてみることにしました。
次の日の朝も洗面台に立つと、何故か寒気がしました。そして、何か「気配」を感じました。
周囲を見渡すも誰もいるはずがありません。
自分で「やっぱり考えすぎだよなぁ」なんて思い、鏡を見てみると右手の方に若い女の子がふと映ったのです。
僕は目を凝らしてまた見てみたのですが、消えておりました。その時に、「やっぱりあの気配は霊か。しかも女の子の。」と思い、友人に報告をしました。
すると友人は、「あのさ。今日午後に早退して、神社に行ってお参りしよ」というので、素直に「おう」と言ってお参りをしました。
そして、友人は「もう大丈夫さ。ここの神社の娘さんだと思うよ。お前の鏡に映ったの・・・」と言われました。
細かく聞いてみると、「うん・・・実は俺、見えていたんだ。お前の後ろに守護霊のように付きまとっている娘さんを。あぁ。死んでいるんだぁとは思ったけどね・・・そして、神社に来てお参りをして欲しいって言ったんだよ。寂しいって」との事でした。
僕は「そうか。もう大丈夫かな?」というと、「おう。大丈夫だべ。もう。」という感じで別れてそれぞれの家に帰りました。
次の日の朝からは気配もなければ、鏡に映ることもありませんでした。
やっぱり突然に気配を感じて、鏡に映るのは非常に怖いものがありました。
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