消えた見知らぬ女の子
投稿者:K (15)
私は自分では霊感はないと思っていましたが、自分が体験したある出来事を思い出すたびに霊感がある(あった)のかもしれないと思うようになりました。
特に忘れられないうちの一つを投稿します。
これはまだ私が幼く、たぶん4歳か5歳くらいだったと思います。
当時、私は父の会社の社員寮で家族と暮らしていました。
団地になっていて、同じ団地内に同じくらいの年の子供がたくさんいて友達になっていました。
特に自分が住んでいる棟からちょっと離れた棟に住んでいた女の子と仲が良く、よく遊びに行っていました。
その日はいつも通り母親に連れられてその子の所に遊びに行ったのですが、母がインターホンを鳴らして玄関扉が開いた時、私が最初に目にしたのは友達のお母さんと見知らぬ3歳くらいの女の子でした。
母はいつもと変わりなく友達のお母さんと話しはじめ、まるで一緒にいた女の子には気がついていないかのような素振りでした。
その女の子は友達のお母さんの少し後ろ側に立っていて、ジッとこっちを見て表情を変えない様子でした。
髪型は三つ編みで脇くらいまでの長さ、服装は薄いブルーのTシャツに少し丈が長めの薄茶色のパンツを履いていました。
なぜか3歳くらいだった私でも、ハッキリ服装や表情を忘れなかったのです。
母と私は友達のお母さんにいつも通りに案内されて室内に入り、いつも通り私のお友達の女の子も交えて話をしながら食事をしました。
でも、私はどうしても先ほど玄関先で会った女の子のことをが忘れられず、思い切ってお友達のお母さんに聞いたのです。
「さっき一緒だった子は何処へ行ったの?帰っちゃった?」と。
みんなで食事を食べている時は既にあの見知らぬ女の子の姿はなく、私は幼いながら不思議に思ったからです。
私もいつあの女の子がいなくなったのかまでは気がつかないでいました。
すると、「え?女の子って〇〇(お友達)じゃなくて?」と返答が。
私が不思議に思い玄関で会った女の子のことを言うと、お友達のお母さんと私の母の表情が一気に変わりました。
おそらく私が見た女の子が私にしか見えていなかったことに気がついたのでしょう。
私が見た女の子の様子も詳しく話しましたが、お友達のお母さんと私の母はどちらも全く知らない様子でした。
それからすぐにそのお友達は引っ越してしまいあの女の子には会っていませんが、今でもあの子は誰だったのか不思議で仕方ありません。
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