私のトラウマ「死体が怒った」
投稿者:K (15)
夏になるといつも思い出すトラウマとなっている怖い記憶があります。まだ3歳くらいの時に海で体験した出来事です。
幽霊やオカルトではありませんが、未だに忘れることができません。
この日は家族で海水浴に来ていました。
まだ幼かったのですが、なぜかとてもよくこの日のことを覚えています。
海水浴を楽しんでいたら、突然「一旦海から上がってください」というアナウンスが聞こえました。
そして、海から上がって海の家でビーチの方を見ていたら、数人の救助隊員が海に向かって走っていくのが見えました。
父と母は「誰か溺れたんだね」と言っていました。
案の定その通りで、海の中から2人の人が救助されて担架に乗せられていくのが見えました。
ここまではまだそれほど恐怖は感じなかったのですが、担架に乗せられていく一人の人の顔をハッキリ見てしまった時にすさまじい恐怖を感じたのです。
顔は真っ青で、目を明いたまま硬直しているように見えました。
その人は男性で、年齢は分かりませんでした。
怖いながらも私は目を離すことができず、見続けていました。
次の瞬間、その人にギロっと睨まれたのです。
しかしその人は既に真っ青な顔で身体は硬直して動かず、目を見開いて口も半開きの状態でした。
子供ながらに死んでいると感じたので睨んで来た時は「死体が怒った」と怖くなりました。
もちろん偶然だったとは思いますが、幼かった私はとにかく怖くて気づけば母親に抱きついていました。
その日はずっとその人の顔が忘れられず、海に再び入って遊ぶ気になれずずっと母と海の家にいました。
その日の夕方、その海の出来事がニュースで流れたのですが、2人とも亡くなってしまったようです。
それほど波が高い日ではなかったし、なぜ2人もいっぺんに亡くなってしまったのかとても不思議だと両親は言っていました。
救助で発見された場所も私達親子が遊んでいたすぐ近くだったので、特に深い場所でもありません。
何かに引きずり込まれたのでしょうか。
私はこの体験がトラウマになってしまい、数十年たった今でもあの時に見た亡くなった男性の顔がハッキリ脳裏に浮かぶこともあります。
ある意味幽霊より怖いものを見てしまった気がします。
三歳で詳細な記憶があるなんて、
すごいですね!