お盆に祖母の家で起きた不思議な現象
投稿者:K (15)
毎年夏になるとお盆に合わせて、お墓参りも兼ねて母親の実家に行っています。
不思議な体験は祖父(母の父)が亡くなって最初のお盆に起きました。
その時、私はまだ小学校1年生くらいだったのですが、不思議な体験だったので今でも覚えています。
お盆に親戚みんなで母の実家に集まったのですが、最初に泊った日の夜中、当時飲食店を経営していた母の実家のインターホンが急に鳴ったのです。
「ピンポーン」という音ですが、その音でみんな一斉に目を覚ましました。
インターホンは店内に入ってドアの所に敷いてあるマットを踏むと鳴るようになっていたようですが、どう考えてもみんな寝静まっている真夜中にシャッターが閉まった店のインターホンが鳴るのは不自然なのです。
店は私が生まれる前から経営していたようですが、これまでにこのような事は一度もなかったと祖母が言っていました。
「猫かネズミじゃない?」と親戚のうちの一人が言ったので、猫が入り込んでいないか確認してもいませんでした。
ネズミの場合、重さの関係でインターホンが作動しないとも言っていました。
ネズミは何度も店内で見ているけど、インターホンが鳴ったことはないのだそうです。
だとしたら、あの晩に聞いたインターホンは何だったのか?
おそらくですが、お盆でみんなが集まってきている所に祖父が会いに来たのではないかと思えて仕方ありません。
その年のお墓参りは祖父が亡くなってから初めてのお盆だったので、ますますそう思えてしまいました。
その翌年はそのような事はなく、今でもお盆にみんなで集まるとあの不思議な体験について語り合います。
親戚の中には少しくらいの音では目が覚めない人もいて、「少し遠くでインターホンが鳴ったくらいでは普段なら目が覚めないはずだ」と言っていました。
それが一瞬で全員が目覚めたというのも、今考えるとちょっと不思議な気がします。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。