新しい家での生活も落ち着き、ようやく一段落した頃。
お父さんは、身体に違和感を覚えるようになったそうです。
最初は、お腹の痛みや、なかなか抜けない疲れでした。
しかし、仕事も忙しかったことから、本人はそれほど深刻には考えていなかったといいます。
「少し疲れがたまっているだけだろう」
おそらく、そんなふうに考えていたのでしょう。
ところが、家族から何度も勧められ、ようやく病院を受診することになりました。
そこで、お父さんに告げられたのは……。
ガンでした。
しかも、すでに進行しており、転移も確認されていたそうです。
医師から告げられた余命は、わずか三か月。
あまりにも突然の宣告でした。
お父さんはすぐに入院し、できる限りの治療を受けました。
しかし……。
残念ながら、余命を全うすることなく、入院してから二か月ほどで亡くなってしまったのです。
念願のマイホームを手に入れてから、わずか半年。
これから家族で新しい思い出を作っていくはずだった家で、お父さんは帰らぬ人となってしまいました。
それでも、悲劇はこれで終わりませんでした。
お父さんが亡くなってから、半年ほどが過ぎた頃。
Bさんが高校二年生に進級して間もない時期のことです。
今度は、三女のCさんに不幸が襲いかかりました。
Cさんが、左折してきたトラックに巻き込まれてしまったのです。
事故に遭ったCさんは、意識不明の状態で病院へと運び込まれました。
その後、Cさんは三か月ほど、生死の境をさまようことになります。
幸い、一命は取り留めました。
事故によるケガも、多少の障害が残る程度で済んだそうです。
しかし……。
身体が助かったからといって、それですべてが元どおりになったわけではありませんでした。
事故の影響で、Cさんは重度のPTSD、心的外傷後ストレス障害を患ってしまったのです。
さらに、パニック障害も併発。























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