我が家に一体何が起こっているのか全くわからず慌てふためいた状態でベッドで寝ている彼女を揺り起こす。
うつ伏せに寝ていた彼女がむくりと起き上がり、「なによこんな早い時間に」と抗議してきたが彼女の顔を見て愕然とした。
昨日までのスレンダーで美しい彼女とは程遠い、ガリガリに痩せこけた幽鬼のような顔の女が目の前にいた。
完全にパニックになった私は「どうしたのよー」と彼女と同じ声で話す女を背に寝巻きのまま外に飛び出してしまった。
薬の切れた1週間は酷く辛い毎日だった。
あんなボロ屋に帰りたくなかった。
あんな女と一緒にいたくはなかった。
だが薬が効き始めると世界はまた元通りに戻った。
しかし前ほどは良く見えないと思ってしまう自分がいるのだ。
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