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呪い・祟り

プルプル布顚🍮さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

祟られた意識 #意識シリーズ最終話
長編 2026/08/23 09:17 112view

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「これは……」
「俺の名前もあるな……人の死に方を表した物じゃないか?格清創也が殺し、その時にメモを取った……とか」
「確かにお前が言う通りかもしれないが……可怪しくないか?上に番号が書かれている。お前の妹、何年産まれ?」
「2001年だな。つまり産まれた年って事か?」
「あと、この『×』って……」
 そう話していた時だった。
……パキッ。
 音が聞こえた。何の音かすぐに判った。
「格清創也か……?」
 俺は空田に小声で言う。
……パキッ、ミシッ、パキッ。
 それは、確実に近付いていた。そして遂に、我々がいる仏間の襖の前で止まった。
「……格清様、失礼致します」
 襖の向こうで声が聞こえた。と同時に襖が開かれた。そこには、

「……村長!?」
 村長の川下(かわした)さんが居た。村長は俺等(ら)を見るなり顔を顰(しか)めて、
「何だ、お前等は」
と言った。そうだ、今俺と空田は私服である。警察だとは認識されない。だが、
「あぁ、柿田さんと空田さんか。」
すぐに誰だか判ったようだ。そういえば村長は、村一番の記憶力を持っていると噂になっていた。
「何で、こんなとこに居るんだ。ここは……」

『格清創也様の仏間だぞ』

    第四章 本当の風習

「……っは?」
 頭が混乱した。
「つ、つまり格清創也は生きて……」
「まだ一人生きているが、他はもう亡くなっちまった」
「どう言う事だかさっぱり……」
 それから村長はこの村の風習について語り出した。

「この村ではな、産まれた時に創也様から名前を貰う。代々格清家の長男は創也と名付けられた。そうしないと、『力』が継続されないからだ。」
「力?」
「知らないのか?創也様から名前を頂くと、死んでも意識は残るんだよ。お前達が今まで回収した遺体は、全て意思を持ってるんだ。」
 それを聞いた時、腕がぞわっと粟立(あわだ)った。
「お前は見た事無いだろうが、意思が強いやつは動くんだよ。生きている人間と区別がつかない時がある。面白いだろう?」
「は、はぁ……あの、聞きたい事があるんですけど、格清創也が村の人を殺しているのでしょうか?」
「っはぁ!格清様がそんな事をする筈(はず)無いだろう!格清様はな、何十年もかけて人が長生き出来る方法を探していた。そんな格清様が人を殺すなんて事する訳ない!」
「そうですか……あ、あと空田は何で妹と同じ名字なんですか?」
「それは、双子だからだろう。格清様は昔から双子の名字は同じにしてきたからなぁ」
「あぁ成程、二人で一つとして見てきた訳ですね。」
「それよりも柿田、お前の名前が載ってないが……」
「俺は隣村の礼梅(れいばい)村から来たからなぁ……」
 そこで俺はとある事に気付いた。
「そういえば村長は何でここに来たんですか?」
「ああ、そうだ。最近不審な人物がこの中に入ってくるって情報があってな、怪しい奴が居ないか見に……」
パキッ、ミシッ、ミシッ、ミシッ。
 それは確かに、何者かの足音だった。

3/5
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