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ヒトコワ

プルプル布顚🍮さんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

木のような意識 #意識シリーズ9
短編 2026/08/21 07:19 13view

——木の僕——

いつだったっけなぁ。

視線が少し高くなったのは。

吹き抜ける風が少しくすぐったい。

なんだか、すごく心地よかった。

そんなある日、二人の警察官が現れた。

「……なんか」

『土から指みたいな物が出てないか?』

——警察官——

行方不明・殺人事件が多い為、空田(そらだ)とパトロールをしていると大きな木を見つけた。

木の下の地面には人間の指のような物が覗いていた。

急いで掘り返すと、そこから男性の遺体が出てきた。

「……なぁ柿田(かきた(俺の名前))、地面の栄養が木に行き渡るまで、どれくらい掛かるか知ってるか?」

空田に聞かれても、俺は判らなかった。

「大体、2〜3日から一週間らしいぞ」

俺はそこで空田の言いたい事が判(わか)った。

この木には男性の遺体の体液が行き渡っているのだと。

その時、風が吹き抜けた。と同時に、木がざわざわっと蠢(うごめ)く。

その木が今にもこっちに近付いてきそうで、俺は恐怖を覚えた。

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