※実話を元に構成しています
友人に、Aという女がいた。
頭脳明晰で、とにかく頭がよく
七か国語を話せる、非常に高度なマルチリンガルだった。
ただ話せるというだけじゃない。
仕事上の会話までこなせるほど
その語学力と頭脳には、だれでも驚くだろう。
本を読む時も、最初から最後まで読まず
要所だけを拾い読みし、それだけで内容をすべて理解してしまう。
頭の出来が明らかに違う
だからなのか、Aは自分に強烈な自信があった。
会うたびに、
「私は周りとは違うんだよね、私はいい女だから」
と、よく口にしていた。
正直、鼻につくところはあった。
それでも、英語を教えてもらうにはこれ以上ない相手だったので、私は友人関係を続けていた。
そんなある日のこと
Aが突然、
「私、秘密があるんだよね」
と言い出した。
何かと思って聞いていると、Aは嬉しそうに笑いながら話し始めた。
「私ね、既婚者とか、彼女がいる男に燃えるんだよね」
Aはそのまま続けた。
「奪い取るの。だってさ、私のほうがいい女ってことでしょ?」
自慢話でもするように楽しそうに。
「だから、奪い取るまでが最高に楽しいんだよね、、で、私のものになったら、サヨナラするの」
Aはそう言って、楽しそうに笑った。
「だって、奪えるってことはさ……私は今の女より魅力的だったってことでしょ?」
私は黙って聞いていた…
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