人には故郷を愛する心がある。喧嘩を売られた時、「俺は〇〇の人間だ」とやたら故郷を強調する。
俺が聞いた時、「うわあ、故郷が好きなんだね」と思った。
故郷にクソとしか思えないものしかないがな。
故郷でいじめられ、親や兄たちに蔑まれた。行く宛もないし今は故郷にいる。
行く宛もないからだ。
親と次兄がいるのは協力して一緒に過ごそうというのが表向き。俺の思惑は「母が死ぬまで準備期間」とすること。
故郷に対してはまだ死んでいない地域だから路線も通っているバスも通っている。タクシーもある。
スーパーもあるし、コンビニもある。
利用価値がある。
嫌な思い出しかなく故郷愛はない。だからと言って利用価値がいいけいれない。
利用できるところは利用し母が自然死した時に俺は初めて独立する。
今までの復讐を込めて母には料理を作ってもわなきゃね。人生の選択で間抜けな選択ばかりされた恨みもある。
故郷にはいじめたやつらが皆いなくなった。それでも土地を見ると「昔を思い出す」。
シャッター街になっている部分もある。それでも思い出す。
俺には故郷愛などない。しかし、自意識はある。
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