そう言うと、お兄さんは作業着の胸ポケットからたばこを出し、火を点けた。
「近くの医院の年寄り先生に来てもらい、いろいろ手を尽くしてもらったんだが、ダメだった。
それからはあっという間だったなあ。
その日の夜に家でお通夜をやり、翌日の午前中に葬式、午後には荼毘に付した。
そして夕方、さっきのお墓に納骨したんだ」
お兄さんは遠いどこかを見るような目で、ため息をつきました。
※※※※※※※※※※
私は帰りの電車の中で、お兄さんが言っていたことを思い出していました。
―なっちゃんが亡くなったのは、10月9日。
葬式は、その翌日10月10日の午前中。
そして荼毘に付されたのが、その午後。
私はバッグから携帯を出し、なっちゃんとの交信記録を見た。
―私がなっちゃんにラインを送ったのは、10月9日午後8時ちょうど。
既読が付いたのが、10月10日の午後2時5分!
そしてメッセージはその3分後!
「え!何で?そんなことあり得ない!」
私は思わず椅子の上に携帯を落としました。
画面には、なっちゃんからの最後のメッセージが表示されていました。
|
あ
つ
い
あ
つ
い
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 9票
























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。