奇々怪々 お知らせ

呪い・祟り

こいたらさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

『四つ目の部屋』
長編 2026/05/14 02:31 11,122view
1

一階に住む老婆。

桜井という名前だった。

マンション名と同じだ。

話を聞くと、
老婆は明らかに顔色を変えた。

「見たんか」

「何なんですか、あれ」

老婆は小さく震えた。

「四つ目様や」

「……は?」

「昔、この土地には蔵があった」

老婆はゆっくり話し始めた。

戦前。

この辺りには、
小さな宗教集団がいたらしい。

彼らは“四つ目様”という神を祀っていた。

目が四つある女の神。

その神は、
“見る”。

嘘も。

罪も。

心の中も。

そして、
見られた者は“向こう側”へ連れていかれる。

「向こう側って?」

「戻ってこれん場所や」

老婆は俺を見た。

「押入れ開けたな?」

俺は黙った。

「終わりや」

7/15
コメント(1)
  • もう意地で15ページめくったけど読みにくいなどというものではなかった
    せめて行間の改行を削ってくれ

    2026/05/19/11:17

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。