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呪い・祟り

こいたらさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

『四つ目の部屋』
長編 2026/05/14 02:31 318view

蛍光灯の白い光の下で、
中野はひどく疲れた顔をしていた。

「お前の部屋、前に俺の友達住んでた」

「何があったんです?」

中野はしばらく黙って、
缶コーヒーを開けた。

「消えた」

「……は?」

「ある日いなくなった」

冗談には見えなかった。

「警察は?」

「夜逃げ扱い。でも変だった」

「何が」

「部屋の中にな、“もう一つ部屋”があった」

意味がわからなかった。

「四〇三ってな、間取りおかしいんだよ」

そう言って、
中野は紙に簡単な図を書いた。

玄関。

キッチン。

六畳。

押入れ。

普通のワンルーム。

だが中野は、
押入れの奥にさらに四角を描いた。

「ここ」

「いや、そんな部屋ないですよ」

「見えないだけだ」

寒気がした。

「……なんなんすかそれ」

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