「知らん。でも昔からあるらしい」
その夜。
俺は眠れなかった。
■
午前二時。
また音が始まった。
ギィ……
ギィ……
押入れ。
だが、
昨日と違う。
今日は、
押入れの隙間から光が漏れていた。
薄暗い赤色。
俺は息を呑んだ。
ありえない。
押入れの中に照明なんかない。
ギィ……
ゆっくり襖が開く。
勝手に。
中は真っ暗だった。
いや、
違う。
奥が妙に深い。
押入れの奥行きなんて普通一メートル程度だ。
なのに、
その奥にはさらに暗闇が続いていた。
まるで通路みたいに。
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