「もう一度、契約する」
声が震えていた。
理由は分からない。
何を取り戻したいのかも、分からない。
それでも、
あの空白だけは、
このままにしてはいけない気がした。
男は、わずかに間を置き、
端末を操作する。
そして――
「承りました」
その言葉を聞いた瞬間、
なぜか少しだけ、安心した。
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