そしたらそいつむちゃくちゃ笑って。
「チャンスが回ってくる回数ってのは人によって違うけれど、その回ってきたチャンスをいかに自己都合で不意にせず掴むかが大事」
っていうんだよ。
なんとなーく、いってる意味はわかるんだけど。
どうやって不意にせず掴めるかとかがわからなくているとそいつがさらに笑った。
「お前コツコツするタイプじゃん。だから同じグループなんなかった」
意味がわからなかったけれど、俺はなんていうか、コツコツやってくのが結構好きで。
図体はでかいけれど、ノルマとか決めて単語とか覚えて進んでくのがゲームみたいで割と好きなタイプってことは間違いなかったんだけど。
だから一緒なグループにならなかったってのがわからない。
「ピンっとくるタイプってわけでもないんだな。まぁ、コツコツやってるやつって自分にチャンスが5回回ってきたときに4回は引き受けれるの」
「なんだよそれ?」
「例えば急にメンバーこれなくなったし、女子と遊園地行くんだけどお前いかない? っていわれたとき、お前はコツコツ宿題済ませてるから、まぁこの程度なら後でなんとかすればいいからってことで遊園地いけるじゃん」
今までそんなパターンはただの1度たりともなかったけれども、確かに欠員がでたから今日行かないか? って言われても、まぁ宿題は計画的にコツコツやってるから、1日くらい遊んでもほかの日で十分調整がつくってことはわかった。
「お前がいってるついてないっていってた長田はさ、面白いけれど課題とかやらないといけないことを後回し癖があるんだよ。だから、うまい話が来た時に本来しなければいけないことが残ってるから断ったりするはめになるんだ。そんときにさ、長田の近くにいるとよかったらこない? って長田の代わりに俺がうまい話のチャンスをもらえたりするってわけ」
そういってそいつはニヤッと笑った。
「俺課題とかとにかく早く終わらせるし。この委員会を引き受けたのもお前がコツコツ型で少なくとも俺に前頼まれてた業務が終わってないから具合が悪くなってそれも代わりにしてほしいとかいってこないから引き受けてる」
「なんだよそれ……」
確かに分担したことはするし、後回しにしたりなんかしないけれど。
「後回しにするやつはグループのときだけで十分、こういうのするときは一緒にはむいてない」
そこまで話すと他の人がきてそいつはその話を辞めた。
クラスがかわって、そいつが別のグループに所属してもやっぱりそいつはなんかついてて、代わりにグループの一人がうまくいかないってのをみた。
きっとその一人は面白いやつなんだけど、後回し癖があって、せっかくチャンスが回ってきたときに、あいつにとられるんだ。


























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