ついてるとかついてないとかあると思う。
俺の体感的にもついてるやつは大抵いつも同じ人だし、逆についてない人も同じ人みたいな。
中高が同じだった一人が、いわゆるついている側だった。
なんていうか、良い感じにチャンスが回ってきてそいつがうまいこと決まるみたいな。
1回や2回じゃなくて、大きなことから小さなことまで、そいつに吸い寄せられるかのように決まる。
逆にそいつといつメンになってた中で、そいつに運が吸われるかのようについてないって感じにあんったりするもんだから。
それに中学の頃気が付いた俺のいたグループはちょっと盛り上がった。
気になって意識してみると、学年が上がってクラス替えして別のグループとつるむようになっても、同じ様にそいつはついてる側で、逆にこれまではそこまでついてないと思ってなかったやつが、明らかにチャンスをそいつにとられるのをみると正直俺は結構怖かった。
そんなこともあって、顔と名前を俺は一方的に知ってるけれど、あっちは俺のことをしらないって感じの関係性だったんだ。
どうせ中学卒業したら学校離れるだろうしと思ったら、同じ高校になったから。
もし同じグループになったら、今度は俺があいつに運を吸われるかもって内心びくびくだった。
そんな時に限って、クラスは同じになるし。
話したことなんかほぼないけれど、中学が同じってことでやっぱり最初話しかけられて、いつメンには絶対になりたくない俺はどこか上の空だった。
でも社交性が俺よりも高いそいつは、俺以外にも話しかけてて、気が付けばうまく別のグループになってほっとしたことを今も覚えてる。
なんていうか、大人の対応をしたつもりだけど、お前とは仲良くなりたくないみたいなのが出てたのかもしれない。
まぁ、グループは違えど、やっぱりそいつの過去を知ってる身としてはやっぱり気になるわけだ。
相手が失敗するように実は動いてるんじゃないか? と内心思ってた。
でも実際はそんなことは俺が知る限りない。
本当に普通。
他のやつらと全然変わらないし、性格の悪いやつにくらべたら、もう何の欠点も特にない。
でも、やっぱりそのグループにチャンスみたいなのが回ってくると、絶対そいつははずれないのに、いつも特定のやつが何かしらの理由でうまくいかないみたいなのが続いた。
特に俺には害が今のところないってなると、本当にそれが不思議でしょうがなくなってくるし。
逆にどうやったら俺もついてる側に回れるんだろうなんて思って、もう気になって気になってしょうがなくなった俺は、馬鹿だったからクラスで同じ委員会でちょうど他に誰もいない時に正面をきってそいつに疑問をぶつけたんだ。
ウソとか得意じゃないから、中学のころからなんかついてる側になってついてないやつができるとか思ってたこととかを言ったんだよね。
そしたら。
「あーそんな風に見えてるんだ」
ってあっけらかんと言われた。
「何かコツとかあるの?」
ここまできたらもう馬鹿正直に相手に問いただしてしまった。
俺もそっち側にいきたいってのがあったし。


























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。