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心霊

筋首さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

嘘のつもりだったのに
短編 2026/04/01 07:39 117view

「……四宮さん、行こう。まだ近くにいるよ」

ナギサちゃんは何かを感じているみたいだった。

夕暮れの道で、ふと視界の端に白い影が見えた。
昨日見たのと同じだった。
白い影はゆっくり形になって、猫になった。

まさかと思ったけど、ナギサちゃんと一緒にその方向へ歩いた。

影が消えた場所に、リボンが落ちていた。
チカちゃんのだった。

その先の公園で、チカちゃんは泣きながら座り込んでいた。

「べルがいたのに……いなくなっちゃった」

チカちゃんは泣きながら言った。

「四宮さん……ごめんね。四宮さんがべルを呼んだみたいで、なんか……いやだったの」

胸がぎゅっとして、泣きそうになりながら、あたしは「いいよ」と返した。

嘘のつもりだったのに。
あの日から、時々“白い影”が見える気がする。
でも、なんとかなるような気もしている。

……あなたは、幽霊を信じますか。

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