同期が、どこにもいなかった
車の中にもいない、外にもいない。
「え…?」
「さっきまで〇〇(同期)居たじゃないの…」
パニックになりながら動けずにいると、コンビニの入口から同期が出てきた
顔色は真っ青で、げっそりしていた
過呼吸地味な私を見て、同期が言った
「どうしたの?嗅ぎすぎて死にそうじゃん」
私は、今起きたことを話した
すると同期は驚きながら言った
「え…?〇〇(同期の名前) 駐車場ついてからすぐに、吐くって言ってダッシュでコンビニ行ったじゃん」
つまり――
さっき聞こえた声、後ろに居た気配は
同期のものじゃなかった
私たちは怖すぎて車に戻れなくなり、ここに車を置いてヒッチハイクで帰ろうか、本気で話し合った
しかし田舎で深夜3時近く
車通りはほとんどなく、現実的ではなかった
仕方なくコンビニで買い物をして、しばらく店内にいた
―そして覚悟を決めて車に戻る
すると…
さっきまでの臭いが、嘘みたいに消えていた
私たちは無言のまま車に乗り込み、すぐにその場を離れた
その後も“あの現象ら”については触れてはいけないような気がして、今まで経験したことのない出来事に、ただならぬ恐怖が二人を包んでいた
ようやく寮に着いた
同期は別の寮だったため、私は玄関前で同期を見送った
それからというもの、お互いこの話をすることは一切なくなった
またあの臭いがしたら嫌だったから――
そして、それから同期は少しずつおかしくなってしまった
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