まるで、私に聞くことを前提として開けていた様でなんとも言えない不気味さがありました。
それからあのおばあさんは、次の日もまた次の日も私に聞くんです。
ひまわり食堂の場所をただひたすらに。
そして私は日に日にある違和感を感じていました。その真実に気づきたくなくて無視をしていましたが目を背けることは出来ませんでした。
それは、おばあさんの車が停車する距離が私の家にだんだん近づいていることです。
そのことを悟った時私は全身に寒気がしました。
そんなことに気がついてしまえば、もうあの一本道は当然通りたくないのですが家に帰るにはこのルートしかありませんでした。
私は渋々、Yちゃんと別れた後今日もその一本道を通り下校をしていました。
今日もあのおばあさん来るのかな、?
そう思いながら震える足で一歩、また一歩と前に進んでいきました。
一本道の最後の方に差し掛かった時。
なんだ、、今日は来ないのかな。
今日はあの車は来ませんでした。私はほっとして全身の力が抜けて、そこからは少しぼーっとしながら家まで歩きました。
目の前に家が見え、もう少しで帰れるとなった時。
背後からあの車の音が聞こえました。
「嫌!!!!!」
私はすぐさま、おばあさんの車だと悟り、全速力で家まで目掛けて走り出しました。
しかし、小学生と車では速度の差が激しくあっという間に追いつかれてしまいました。
車が私の前に停車し、あのおばあさんが、
「ひまわり食堂ってどこですか?」
私は恐怖のあまり体が強ばりその場に固まって動けなくなってしまいました。
そんな私に構わずおばあさんは続けます。
「ひまわり食堂ってどこですか?どこですか?どこですか?どこですか? ……… 」
その声を聞いているうちに、私は、おばあさんの顔をまともに見ていられなくなりました。
表情が、少しずつ、何かおかしいものに変わっていったからです。
人の顔なのに、人のものではない。
とにかく恐ろしく歪んだ顔。
そうとしか言いようがありませんでした。

























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