「あの、、、その荷物って、アマゾンジャパンのやつですか?」
「はい、そうです。
30センチ角の段ボールに入れられたものだったと思います」
「それだったら、もう受け取りましたけど」
「え?」
配達員は驚いて目を丸くした。
「はい。間違いなく、ぴったり午後9時に来られましたよ」
配達員は今度は嬉しそうな顔になり、急に饒舌になる。
「ああ、そうでしたかあ。
良かったあ。
もしかしたら他の配達員が運んだのかも知れませんね。
、、、でも確かに僕の車にその荷物積み込んだんだけどなあ、、、
いや、、、僕の勘違いかもしれません。
お騒がせしてすみませんでしたあ」
それから一礼すると、さっさと立ち去った。
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その後も朱実の荷物に関して何度か、似たような奇妙なことが起こった。
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