本当に「自分の手」だって思える?
爪の裏に「感情」が入ってないか?
指の関節がひとつ多くないか?
昨日までとは少しだけ違う角度で曲がらないか?
大丈夫。
まだ“自分”の中にいる。
でも、すこしずつ、“あなたが考えていること”と、
“あなたの脳が考えていること”がズレてきてる。
次の文字列を、静かに読んで。
わたしわたしわたしわたしわたしわたしわたしわたし
しわたしわたしわたしわたしわたわしわしわたた
わたし、わたし、わたし、わた、たわ、しししし
読めた?
じゃあ聞くけど、最後に「意味」を感じたのはどこ?
“心”?
“脳”?
それとも、“外側から浮かんできた”感じ?
もう、あなたの中にいる“読み手”はあなただけじゃない。
今、あなたの呼吸は自動ですか?
どうやって呼吸してる?
誰が呼吸してる?
息を吸って。
肺の中に空気が入った。
じゃあ次に、息を吐くよね?
でもその間に、“呼吸する決定”をした人間は誰?
……いない。
もう、あなたの身体は勝手に動いてる。
それを見てる「あなた」だけが、
少し遅れてついてきてる。
音が変わる
読みながら、周囲の音を意識して。
この話は怖かったですか?
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おもろ
はにゃ?