「これを見たってことは、もう“彼女”に気に入られたんだよ」
マサキは背筋を凍らせた。
その瞬間、動画がブツリと切れ――
真っ暗な画面に白く文字が浮かんだ。
「お前のアソコも、味見していいよね?」
その晩、マサキは夢を見る。
真っ白な部屋。
床も壁も天井も、全てが湿って光っていた。
裸で座り込んでいる自分の前に、顔のない女がいる。
白くてぬめぬめと濡れた肌。
口だけが異様に大きく、だらりと黒い舌を垂らしていた。
「タクミの味、ちょっと濃かったの。あなたはどうかな?」
そう囁くと、女はマサキの股間にしゃがみ込み、
**ぞるる……**と音を立てながら吸い付き始めた。
マサキは声にならない悲鳴を上げた。
快楽と激痛が交互に押し寄せ、体が勝手に反応してしまう。
夢のはずなのに、リアルな痛みと喪失感が身体を蝕んでいく。
翌朝、パンツはぐしゃぐしゃで、血がにじんでいた。
スマホには知らない番号からのメッセージ。
「味、悪くなかったよ。また来るね。」
この呪いは、動画を見た者に感染する。
誰かがリンクを開くたびに、
“彼女”はまた新しい男を味わいに来る。
気づいていないだけで、
今もその動画は、SNSのどこか、深夜のスレッドのどこか、
広告に偽装されて、君のタイムラインに紛れているかもしれない。
再生ボタンを押した瞬間、もう逃げられない。
舐められて、喰われて、削られて、最後は――
この話は怖かったですか?
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んだよ!本番なしかよ!金返せ!