いや、それはあくまでCが言っていた話だ
Bのやつは行方不明だって話をしていた
いったいどっちが本当なんだ
いや、もしかしたらどっちも嘘なのか
俺は迷ったが、電話に出ることにした
仮に幽霊だとしてもAと話をしたい
そう思った
「○○(俺の名前)。今、話せるか」
「あ・・ああ」
聞こえてきた声は聞き覚えのある声だった
間違いなくAだ
「前に話したBとCの件だけどな。残念なことになってしまった」
前に話したBとCの件?
いったい何の話だ?
Aと話すのは久しぶりだと思うが
まるでいつも話をしているかのようにAは話を続ける
「二人は昨日の夜に事故を起こしたようだ。それで亡くなったらしい」
・・・は?
事故?
亡くなった?
BとCが?
「ちょっと待てよ。いきなり何言っているんだよ? 事故で死んだって嘘だろ?」
「嘘じゃない。Bのご両親から聞いた。間違いない」
「そんな。でも、俺、ちょうど昨日、Cと話をしたんだぜ? それにおとといはBとも話した。なのになんで・・・」
「話した? 二人と? 本当か? ずっと音信不通だったのにお前には連絡よこしていたのか?」
「音信不通ってBとCがか? お前じゃなくて?」
「さっきから何を言っているんだ? BとCはこの2か月音信不通だったんだ。そのこと話したろ?」
「いや、聞いてないぞ? お前こそ何を言っているんだ?」
どうにも話が嚙み合ってない
俺らは一度情報を整理することにした
この話は怖かったですか?
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