ルームミラーを見ながら、薄くなった頭頂部を周囲の髪で隠す。
今日だけは鬱陶しい無精髭もきれいに剃ってきた。
※※※※※※※※※※
準備は万端だ。
ぼくは携帯に表示される時間とにらめっこしていた。
午後8時17分。
彼女はだいたい8時20分前後にコンビニから外に出てくるということ、
そして住んでいるのは、コンビニから徒歩で約5分のところにある五階建ての女性専用ワンルームマンションだということは、すでに調査済みだ。
計画としては、
コンビニを出てきたところを呼び止め車に連れ込み、互いの気持ちを確認しあう。
それから彼女の都合が良ければ、そのまま家に来てもらい母に会ってもらうという感じだ。
※※※※※※※※※※
━おっと、
そうこうしているうちに出てきたぞ!
急いで車から降りる。
ピンクのパーカー姿の椎名ちゃんが薄暗い駐車場を横切り、歩いていた。
ぼくは走り、彼女の背後に駆け寄る。
そして勇気をだしてその背中に向かって声をかけた。
「あの、、、」
振り向いた椎名ちゃんは一瞬怯えた顔になり、数歩後退りする。
慌ててフォローする。
「あ、、驚かせてごめん。
あの、、ぼく、、
いつも買い物にくる、、」
この話は怖かったですか?
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こわかったよー 。学校のタブレットでみてます。
コメントありがとう
━ねこじろう
こわいです
私もタブレットで‥
わたしもー
俺も、、、
おいおい、仲間しかいねえじゃねえかよ、俺も。
わたしも。。
僕も〜
俺もー
私も学校のタブレットで見てるwww
おれも
私も、、、、
オイラも
私も