だが残念だけど二人とも母のおめがねには、かなわなかった。
※※※※※※※※※※
そしてとうとう運命の日は訪れる。
その日は母の年金支給日だった。
ぼくは銀行ATMで金を下ろすと、その足で
またあのコンビニに向かった。
菓子パンとジュースそして雑誌を持って、レジ前に立つ。
「いらっしゃいませえ」
椎名ちゃんは笑顔で挨拶し、かごを受けとるとテキパキ商品にバーコードリーダーをあてていく。
ピッ、、、ピッ、、ピッ、、、
ぼくはその白くしなやかな手に惚れ惚れしながら、彼女の次の言葉を待つ。
「1、230円になりま~す」
財布から1、500円を出すと、彼女に手渡した。
それから右手を差し出した時に、とうとうその瞬間は訪れる。
信じられないことに、椎名ちゃんはぼくの右手の甲をささえながら釣り銭を手のひらに乗せてくれたのだ。
彼女からの積極的なボディータッチに、テンションは一気にマックスになる。
たまらずぼくは言った。
「あの、近々母に会って欲しいんだけど」
椎名ちゃんはぼくからの突然の言葉に、キョトンとして立ち尽くしている。
━無理もない。
この話は怖かったですか?
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こわかったよー 。学校のタブレットでみてます。
コメントありがとう
━ねこじろう
こわいです
私もタブレットで‥
わたしもー
俺も、、、
おいおい、仲間しかいねえじゃねえかよ、俺も。
わたしも。。
僕も〜
俺もー
私も学校のタブレットで見てるwww
おれも
私も、、、、
オイラも
私も