だが、2、3日でズキズキと痛み出して、しまいにはまともに歩けないくらいにまで痛みが増してきた
その時は家にいてあまりの痛みに俺は救急車を呼ぼうかと思ったが、まずは今の状況を確認するべく鏡を見た
「ひっ!」
俺は情けない声を上げてしまった
痛む右目が黒く変色していた
明らかに異常な状態だ
痛みはさらに増していく
俺はその場にうずくまった
痛い 痛すぎる
救急車を呼びたいが、もはや電話を出来る状態ではない
このままでは死んでしまう
いったい何が起こって・・
その時、あの床の目のことが頭に浮かんだ
まさか、あれのせいなのか
普通ならそんな馬鹿なと考えを改めるが、その時はそれが原因としか思えなくなっていた
俺は這いながらキッチンまで行き、段ボールをどかした
そこには目がまだあった
目はさらにリアルに描かれていた
まつげや目の周りの皺
まるで写真のようだった
だが、色は黒だった
真っ黒な目
それは先程、鏡でみた俺の目とそっくりだった
やはり、これが原因なのか
しかし、いったいどうすれば・・
そんなことを思っていると
パチパチ
床の目が動いた
まばたきをし出したのだ
そして目玉がぐるりと動いた
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面白かったです。欲を言えば、もう少し短いか、長くして長編にするかして欲しいです。短編と思って4ページは多いかな。