ゲームを作ったばっかりに。

ようやくこいつが喋り始めた。
でもコレ・・・・。

？「・・・・・・○○町」

俺「俺が今住んでる所の住所・・・・」

？「・・・・・・○○番地2号」

間違いない。俺のアパートの住所だ。

？「・・・・・・・・201号室」

部屋まで特定されてる・・・！！！！
俺はPCの電源ケーブルを引っこ抜き、SNSのアカウントを消した。

俺「怖い・・・怖い・・・！！」
俺が何したって言うんだ・・・！ここには居られない・・・そうだ、実家に逃げよう・・・。

実家は幸いにも隣町にある。最低限の荷物をまとめ、アパートを出た。

自分の車に乗り、実家に向かうが道が渋滞してる上に、消防車や救急車が後ろからどんどん追い越して行く。

俺「何か大きな事故でも有ったのか・・・？」

くらいに思っていたが・・・。
その事故が有ったのが俺の実家だった・・・。

実家は火柱が上がっており、消火活動真っ只中だった。

実家には、父と母、姉が居るはずだが・・・携帯に電話するも出ない。

俺「まさか・・・そんな・・・」

膝を付いて絶望していると後ろから声が聞こえた。