これは僕が小2の時に体験した怖い話です。
当時、小2だった僕は学校が終わって帰宅した後DSで遊んでいました。
いつしか眠りに落ちリビングで寝てしまっていたそうです。
そして夢の中で僕は恐怖体験をしました。
次の日に家族で無人島にある宿に泊まる予定だったのですが、それがあるからか夢の始まりは無人島にある宿でした。
夢の中で宿の部屋に着くまで僕は母と手を繋いで歩いていたのですが、部屋の扉の前で母から「あんた一人で寝なよ」と告げられ一人ぼっちにされます。
仕方なしに僕は部屋の扉を開け中に入ります。
部屋は狭い畳の間で入り口から正面に窓があり、左手に押し入れ右手には壁というシンプルなものでした。
変だったのは右の隅に女の子の人形があったことです。
「あ、前に泊まった人が忘れて行ったんだ」そう思い、僕は忘れ物を届けようと人形を両手に抱えました。
その時、閉じていた人形の目が両目とも開きました。
その目は両目とも真っ赤に染まっており、僕の目をジッと見てきました。
僕が人形から目が離せなくなっていると、人形は「やったーやったーやったー」ととても低い声でバンザイをしながら言いました。
その時点で僕は夢から覚めました。
気がつくと寝室にいて布団の上に寝かされていました。
どうやら兄がリビングで寝ていた僕を運んでいたようです。
目が覚めて意識が戻るなり兄から「なんでお前、やったーやったーやったーってバンザイしながら言ってたの?」
と言われました。
その後、家族で無人島に泊まりに行った時に部屋が畳で正面に窓、左手に押し入れ、右手には壁という造りだったのには怯えました。
しかし人形が無かったことと、父と従兄弟(男の子)と一緒の部屋だったことで安心し、何事もなく旅を終えました。
“後日談”
これは現在20歳を超えた僕の考察ですが、おそらくあの人形が「やったー」と言ったのは
僕が見つける前にあの人形を見つけて人形の中に取り込まれた人がいるからかなと思います。
それで人形の中にいる人は次の宿主を見つけて、人形の中から出て行きたいと思っていた。
だから夢の中で僕が人形を抱き上げた時に「やったー」と歓喜し
実際、僕は「やったーやったーやったー」と現実の体で言っていたのかなと
そう考えると怖くて面白いですよね(笑)
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