『あれは俺だ』
俺と死神が歩行者天国に着くと異様な風体の男がいた。無精ひげを生やし髪の毛はボサボサ。目をギラギラさせて手にはナイフを持っている。実家に引き込もってたころの俺だった。
『過去の自分には会えないはずだ』
俺は死神に言った。
『ここはもう走馬灯じゃない』
俺は過去シーンの観客のようだ。
『Hが現れた』
過去の大崎は理由があってHをターゲットにしたわけではない。ただ視界に入っただけだ。
『逃げるんだ、H』
俺は声を振り絞ったがHには聞こえていない。
『大崎先生ですね』
Hは言った。
『どうして俺の名前を・・・』
もう一人の俺の動きが止まった。
『先生の色紙持ってます』
Hは殺と書かれた色紙を出した。
『これは俺の筆跡だ』
俺の顔に恐怖と混乱が広がった。
『これで犯行をやめてくれるか』
俺の願いも虚しくもう一人の俺はナイフを構えた。
『やめるんだ』
俺は死神の饅頭笠をむしり取るとブーメランのように投げていた。
『当たってくれ!!』
しかしそんなアクション映画のような事は起きるはずもなく笠はあさっての方向に飛んで行った。
『運命は変えられないのか』
しかしそのとき奇跡が起きた。笠から眩しい光がピカッと放たれたれると光の粒子になって四散したのだ。
そしてドンと音が響いてもう一人の俺が持つナイフに雷が落ちた。
『ぐわ〜』
俺は感電して黒焦げになった。
『キャー』
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投稿者のグレートリングです。
バッドエンドで終わらせるつもりがハッピーエンドになりました。小説を書くのは難しいものです。
nice!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怖いと言うよりいい話だった
主人公も生きる運命に変わったんですか!
Hさんも生きてて本当に良かった!
ハッピーエンド万歳!