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呪い・祟り

八尺マンさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

自分は1人だった
長編 2025/01/28 23:20 3,989view
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俺は幽霊を家に入れてしまった
これは大丈夫なのか
何か呪われてはいないだろうか

俺は次の日、バーのマスターに事の顛末を話すことにした
マスターはかなり顔が広い人物だ
こういったオカルトがらみに詳しい人を知っているかもしれない

「ええ? 前に言っていた偽の友達ってのは随分前に失踪して死んでいた男だったっていうんですか?」

マスターはかなり驚いていた

「ああ。本当だ。この近所で見つかったってのは知っているだろ」

「ニュースでやってましたからね。それが貴方に取りついていたってことですか? にわかには信じられませんが」

「まあ、そうだよな。ただこれはマジな話なんだ。それで相談なんだけど、そいつを自分ちに入れてしまってな。なんか呪われてないか心配でさ。オカルトに詳しい人知らないか?」

マスターは困ったような顔をした

「いやー私も顔は広いつもりだけど、さすがにその方面は明るくないですね。けど、まさかそんなことが身近でおきるとは・・。もう一人の方も化けてきてないといいですけど」

ん?
もう一人?

「もう一人? なんのことだ?」

「発見された人のことですよ。二人って話でしょう? 男と女の二人」

「二人? いや、一人だろ? 昨日の昼にニュースでそう言っていた」

「なるほど。それからニュースを見てないのですね。あれから情報が更新されたんです。同じ場所でもう一人発見されたんですよ。同じく白骨化してたって話です。もう一人は女性だったようで」

そうだったのか
俺はその男の顔が出た瞬間にテレビから離れてしまったから知らなかった

マスターはスマホを取り出して軽く操作して俺に画面を見せてきた

「これがその二人です。大丈夫ですか? まさか、女性の方も貴方に近づいたりしてませんか?」

俺は画面を見た

マスターの言う通りだった
発見されたのは二人

二人の写真が表示されている

1人は俺の友人だと近づいてきた男
もう1人は・・・

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