「いや、俺が今朝帰ってきた時に一緒にいた男がいただろう?」
「何のことだ? アンタは1人しかいなかったぞ?」
え?
俺は頭が真っ白になった
「かなりフラフラしていたけど一人で帰ってきてたぞ? おいおい。大丈夫か? 幻覚でも見てたのか?」
「いや、そんなはずは・・」
俺はしっかりと否定は出来なかった
なにせ、顔を思い出すことが出来ないのだ
俺の幻覚じゃないと言い切れない
いや、でも、そいつは俺の妻も見ているのだ
幻覚ではない
なら、なんだ?
俺は他に手がかりはないか調べた
財布を調べてみると昨日の日付のレシートがあった
昨日の夜に行きつけのバーで飲んだレシートだ
見るとかなりの量のお酒を注文していた
これは俺一人の量ではない
誰かと飲んでいたという証拠だ
俺は店に行くことにした
そこのマスターと俺は仲がいい
「いらっしゃい。今日も来てくれたんですね。昨日はだいぶ飲んでましたけど、大丈夫ですか?
え? 誰かと一緒にいたかですか?
いえ、お一人で静かに飲んでましたよ? いつもよりかなり早いペースで飲んでましたね」
まただ
また誰もいなかったという
これはどういうことだろう
あの男はいったい何者なんだ
俺はその後も色々と調べてみた
しかし、結局、何もわからなかった
この話は怖かったですか?
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ゲームオーバーみたいな感じの終わり方がめっちゃ好き
顔写真とかは一緒に撮ってたりしてないですか?
これはガチでこわ話だなーー
今からお風呂
いやあああああああああああああああ
怖い話というより、なんか哀愁を感じた
そんなに気を落とさなくてもいいのでは?
実話ですか?すごく不思議な気分になりました。
タイトルにネタバレって入れて欲しかった
孤独な男が寂しさを紛らわす為の想像の中の妻と友人は全く知らない人
怖いけど、そこまで深刻には思えなかった。
いいオチだ
今更ですが、優秀賞ありがとうございます
ちょっと更新怠っていましたが、少しずつ再会していきます
面白かったです