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ヒトコワ

ねこじろうさんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

懲りない3人のストーカー
長編 2024/10/15 10:19 7,570view
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私の心の中に恐ろしい一つの疑念が生じ始めていた。

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その3…

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あまりの寒さで何度か深夜に目が覚めた。

─そろそろ夏布団一枚ではダメみたいね。

朝方眠い目を擦りながら私は1人愚痴る。

季節は11月。

今年女子大を卒業と同時に都内にある某総合商社に就職し、春先にこのマンション4階に引っ越して初めての冬を迎える私は、冬の寝具をまだ買い揃えてなかった。

翌日はたまたま日曜日だったから、私は寝具を買いに出かけることにする。

準備をして部屋を出て一階まで降り、マンション入口から外に出ると、ジャージ姿の管理人のおじさんがエントランスを箒ではわいていた。

160センチの私よりも小柄な小太りのおじさんだ。

「おや、○○さん、おはようございます。

こんな早くからお出かけですか?」

と声をかけてくるので、

私も会釈して「はい、ちょっと買い物に」と応える。

するとおじさんはニヤニヤと笑いながら、

「そうですね、もうこんなに寒くなったら夏布団ではダメですよね」と言った。

この瞬間背筋がゾッとして、

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