長老の声が、さらに低くなる。
「九つ目は…”血” じゃ。」
9. **「血」**
「流れれば戻らぬもの。気をつけるんじゃ。」
「十番目は… “夢” じゃ。」
10. **「夢」**
「現実とは別の世界だが、時にはその境界が曖昧になる…」
「十一番目は…”骨” じゃ。」
11. **「骨」**
「命を失えば、これだけが残る…」
長老は、さらに息を詰めるように語る。
「十二番目は…”墓” じゃ。」
12. **「墓」**
「そこに眠る者が…本当に眠っているとは限らん。」
「十三番目の言葉は… “魂” じゃ。」
13. **「魂」**
「体を離れたそれは、何を求めてさまようのか…」
そして、長老は目を閉じたまま、口をつぐんだ。青年は待った。待ち続けたが、14個目の言葉は告げられなかった。
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怖いな
100物語って言っても100個目聞く前に怪奇現象に巻き込まれてるのがまた怖い。
エラーメッセージも普通と違うメッセージでよく作りこまれてますね…