中国のマンション

が書かれた紙が引き出し一杯に入っているのです。怖さよりもその時は小さな怒りのほうが

勝っていて、果物買って来ても、どうせ腐るんだろ？て夜中に食べたりとしながら、また

日本に帰国したのです。日本で会社に「借りたマンションの部屋が事故物件だった」と報告

したら「今すぐ借りなおせ」と言われたのですが、せっかく借りたのに押金（敷金）が

もったいない。と替える気はさらさらなく中国に戻りまして部屋を開けたら・・なんか

床がキラキラと光ってるんです。夜に戻って来たので床がキラキラしてるのが判ったのですが

昼間に戻って来たらきっとそのまま足を部屋に入れていたでしょう。

床にうっすらと水が溜まっていてコンセントの延長コードが水没していたのです

感電死する可能性がありました。

「これはダメだ」とホテルに泊まり、翌日には解約して新しい部屋を見つけるまでホテル

で過ごしました。

部屋の漏水の原因は隣の部屋からの水漏れと言う事でしたが床に薄っすらと溜まっていた

水を見た時になんか、殺意のような嫌な感覚があったんですよね。

何を見たわけでもないのですが、部屋の雰囲気といい、果物の腐り具合といい、不自然な大きさ

の鏡台といい、ベッドの下にあった宗教呪文のような紙の束といい、とにかく気持ちの悪い部屋

でしたよ。