神戸市N区コンビニ午後9時5分
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/05/01
03:15
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棚の前に立つ小西の真後ろで止まった。
背中に何か得体のしれない気配を感じた彼は
─見たらダメだ、見たらダメだ
と思いながら作業の手を止めたままの姿勢で動けずにいた。
異形の存在に警戒する生き物としての根源的な本能が彼に動くことを止めているようだ。
それからその嫌な空気がほんの少し続いた後だった。
「あ、、の、、、」
背後から微かに聞こえる、まるでテープをスローにして再生したような低くくぐもったような声。
小西は懸命に同じ体勢を崩さないようにしながら無言で耐えていた。
それからしばらくの間が過ぎるとまた、
キコキコキコ、、、
またあの軋む車輪の音。
そしてそれは少しずつ遠のいていく、、
遠のいていく、、
遠のいて、、
この話は怖かったですか?
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幻覚を見ているんじゃないか
コメントありがとうございます
─ねこじろう
応援してます。
ありがとうございます
─ねこじろう
こっわ!!??
いつも応援しています。
最後に死ね死ね言って引きに来た人だれ?
皆様、コメントに応援をありがとうございます。またご質問ですが、
コンビニ配送のお兄さんが朝、暴走してコンビニ店舗正面ウインドウに突っ込んで、そのままオーナーもろとも棚の間に挟んでアクセルを踏みながら「死ね死ね」と呟いていたのです。
いつの間にか引き込まれて読んでた コンビニの制服姿の幽霊は少しシュールで面白いけど
実質これがグランプリですね。
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
実質も何も準大賞ですよw
次は大賞とれるといいですね。
「書籍棚背後にあるショーウィンドウ」とはいったい? なにか飾ってある場所があるのか、どういうつくりのお店なのかわかりませんでした
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
こういう話は怖いよりムカつくが先に来ちゃうな。恨むなら本人だけでいい、店長は違うだろ。そして他人の手を借りず自分の力だけで復讐しろよ!巻き込まれて呪いの道具にされた運転手が気の毒過ぎ。