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呪い・祟り

八尺マンさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

俺は病院に行きたい
長編 2024/04/04 22:46 11,731view
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ただ、俺も仕事がある身だ

ずっとその店で張ることはできない
どうにか時間を絞ることはできないか・・・

俺は色々考えた末、会社近くにあるカフェのモーニング限定のメニューが食べたいと思うことにした

そのメニューは平日の朝にしかないメニューだ
つまり、時間帯を絞ることができる

俺の会社は始まりが遅いから開店してすぐに入ればモーニングを頼める時間はずっと張りこむことができる
俺は思い立ったすぐ翌日から実行することにした

お店と開店と同時に入り、店全体を見渡せる席について
俺のそっくりが来ないか待つ

モーニングセットを食べたいと念じながらだ

最初の何日かはまったく成果はなかった

しかし、5日目
モーニングセットの制限時間があと少しの時間
今日も空振りかと思ったところに一人の客がきた
それを見た瞬間、「あっ」と声を上げてしまった

そいつは俺とまったく同じ格好をしていた

どこにでもあるような水色のチェックの服に黒のズボン
そして茶色のカバンを持っている

後ろ姿で顔は見えないが、背格好も髪型も同じに見える

こいつだ
マジで現れやがった
俺の心臓が早くなるのを感じた

やつは店の奥に移動して席に座った
ここからでは見えない位置だ

さて、どうする?
しまった
来るかどうかばかり考えていて来たらどうするかを考えてなかった

いや、待て
落ち着け
まだ奴が俺のそっくりかどうか断定できない

4/10
コメント(2)
  • 誰だったのでしょう

    2024/04/04/23:09
  • 面白かった。ハラハラした。

    2024/04/05/03:55

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