「ねぇあんた!A君とC君が家に帰ってないみたいだけど、なんか知らない⁉︎」
確かに僕たちは、夕方5時にみんなで解散したはずです。「知らない」と言おうとした時、昼間のあの出来事を思い出します。そして、昼間の出来事。ラムネを配っていたおじさんのこと。AとCがそれを貰っていたこと。
その全てを話し終わった後、母親の顔は、真っ青になっていました。
母親は僕の肩を強く掴み、
「あんたは?あんたは貰ってないの⁉︎」
あまりの気迫に、僕は一粒だけ貰った。なんていい出せず、
「貰ってない」
と嘘をついてしまったんです。
そこからはCの母親が警察を呼び、
僕も色々と聞かれたと思います。
そして最後に、警察官が僕のところに来て、例のラムネを僕に見せます。
「僕。そのラムネって、これで間違えないかな?」
僕は首を縦に振ると、警察官が僕に言います。
「これはね。悪いお薬なんだよ。もし知らない人に話しかけられたら、すぐに逃げるんだよ。」
と言って、警察官は去っていきました。
その後、AとCがどうなったのかは、今でもわからないままです。
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麻薬か
😱
消息不明のお二人が気になりすぎます
なんで一粒貰って舐めたのに、嘘ついたのヽ(`Д´)ノ。