辞められないバイト(加筆修正版)
投稿者:kana (210)
そして、この仕事を辞めていった人たちの死が多すぎるのではないかと
今更ながらにだんだん気付きはじめていました。
次にバイトに来た男性は、辞めてからひき逃げ事件に合って亡くなりました。
会社上空をヘリが飛び交い、目撃者を探しています。
次にバイトになったのはまた新入社員で、その年は新入社員をたくさん取り過ぎたようで
二人の男女がボクの下につきましたが、なかなかのイケメンの彼とすごくかわいい彼女は
すぐに意気投合して結婚してしまい、会社を辞めて田舎に引っ越すこととなりました。
結婚式の余韻も冷めやらぬうちに、二人は新居の火事で亡くなってしまいました。
信じたくない気持ちでここまで来てしまいましたが、
ボクがこのバイトをはじめて約十年。
この間にバイトを辞めて亡くなったのが七人。
これはいったいどういう事なんでしょう…。
もうこんな仕事したくはないのですが、
辞めたら次はボクの番なのではないでしょうか。
ボクはいったいどうしたら良いのでしょう。
ふと考えて思いついたのが、ボクが入社して一番最初にクビにされた五十代後半の男性の事です。バイトを辞めて死んでいった方たちの中で、唯一彼だけが自殺。
・・・つまり、この会社に強い怨念を抱いて死んだと考えられます。
彼の供養をすれば、ワンチャン助かる可能性があるのでしょうか?
でも、今となっては彼の詳しい履歴を知っている人もいないとかで
何をどうすれば良いのかもわかりません。
あぁ、もっと早くに気付いていれば、まだ手掛かりがあったかもしれないのに・・・。
誰か、良い方法を知っていたら教えてください。
kamaです。
この作品の舞台となっている会社は、実はボクが以前書いた「ひとり深夜に人の歯を焼く」という作品と同じ会社になります。合わせて読まれるとより不気味さが感じられることと思います。
ちなみに主人公は別人で、あっちの作品の主人公はこの会社を辞めています。
両方を読ませて戴きましたが、ぞっとする恐さがありました。会社に呪いがかかっているように思えてなりません。正社員の人ばかりが不幸に見舞われて気の毒です。いっそのこと会社が倒産してしまえば免れるのでは?
↑kamaです。両作品読んでいただき感謝です。
例えば街角の小さなタバコ屋がつぶれないのは何故か? 等、
世の中の隙間にいるものはなかなかつぶれないんですよねぇ。
この会社は早く消えた方が世のためですね。
これは「呪い」がかけられているといえば正しいかも。
怖いですね、、これからバイトしようと考えているところなので、こんな変なところで働かないようにしたいと思います。
kamaです。コメントありがとうございます。↑↑間違いなさそうですね、呪い。
↑面接がんばってください~。
過去になぜか神棚が社員の机に向けて頻繁に不幸な事が起きた話を思い出したのですがこれと同じですよね?
↑kamaです。コメントありがとうございます。いろいろ読んでいただいて感謝です。
あなた、スルドイですねぇ。
10年以上やってるのに、なぜ正社員にならないのかという疑問ですが、例えば実はここが会社ではなく病院だとしたらどうでしょう?正社員になるには医師免許や看護師免許が必要になる。だけど、死体洗いや遺体安置は資格のないバイトでもできる…そう考えると、呪いは実は別なところにあるのかもしれないデスネ!!
やめた人のその後のいきさつ情報が必ず入ってくる会社。
凄く怖いですね