蛙の女

階段を降り最後にエントランスに着くと、Aはガラスの前に立ち尽くしていた。
Mがこちらを振り返り言った。
「ガラスに蛙が、、張り付いてるミン」

びっっしりと一面に蛙が張り付いている。
さっきの寒さとは比べ物にならない程の悪寒が全身を貫く。
そのせいでガラス越しにDの姿が見えない。

D…

エントランスの扉を開けようとしても開かない。

AとM「D！！」
何度も声を掛けたが返事がない。

裏の非常用の扉からDを探す事にした。
ダラダラと流れる冷や汗と、激しく波打つ心臓を
感じながら非常用の扉から出る。

遠回りをし、非常用扉からエントランスの扉に
着いた。

ガラスドアの前にDがいる。
Dは何かを口ずさみながら1点を見つめている。

Dは急に動き出した。
奇妙な見た事のない踊りをしている。。。