詮索してはいけない霊媒師の話
投稿者:神助 (16)
時計を確認すると時刻は23時を回っていた。
トイレに行って寝よう。
そう思って私は立ち上がった。
リビングを出ると…見間違いだろうか!
何と玄関に直径1メートルくらいの赤い丸い光の様な物体が!!!
「何じゃこりゃー!!」
心の中で思った。
けれども意外とこう言うモノを見慣れていた私は赤い物体を脇目にトイレへ。
そしてトイレから出ると赤い物体は跡形もなく消えていた。
それから数日後。
中学生の息子が「俺、この前初めて金縛りにあったんだ」
突然こんな事を言い出した。
息子は娘と違い、心霊にも都市伝説にも興味がない。
息子がこんな話をするのは珍しいなと思いながら「へー。どんな感じだった?」
と何の気なしに聞いてみた。
息子「いやー!金縛りってホントに全然体が動かなくてさ。夢か現実か分からなかった」
続けて息子「必死で動こうとしてたら、足元に女の人が乗ってた!しかも何か化け物みたいなやつだった」
私「耳鳴りした?疲れの金縛りと霊的な金縛りって耳鳴りあるなしでも何となく判断つくよ」
息子「耳鳴りめっちゃしてた!」
それを聞いて私は、ああ多分本物の金縛りだなと思った。
そこでふと気づく「ん?それっていつ?」
息子「この間の土曜日だよ」
土曜日!土曜日だと!?
土曜日と言えば私が女霊媒師について調べいて、しかも謎の直径1メートルの赤い光を見た日ではないか。
「それで、その後どうしたの?」おそるおそる聞く私。
すると息子「何とか動かないと!って頑張ってたら最後ママが一瞬出てきて金縛りが解けた。不思議でしょ?」
更に私は聞く「時間は?わかる?」
息子「えー…、よく分からないけど24時前だったかも?」
これはまさか……、私が玄関で見た赤い光と連動していたのでは!?
そう思わずにはいられなかった。
金縛りの原因と思われる私が調べていたモノと同日に私が見た赤い光について息子に話してみた。
女霊媒師、興味深い内容ですね!