ゴスロリおばさん
投稿者:ねこじろう (149)
「……」
わけが分からないので、黙っていると、また勝手に話しだす。
「アタイが48年間独り身を通しているのは、好きでやっているんじゃないんだよ。
自炊も掃除も本当は苦手なんだ。
それくらいのこと、あんたも分かるやろ!」
「は、はあ……」
何が何だか分からず、ただ苦笑いをしていた。
すると、いきなりドンッと机を叩いた。
僕はビクリと肩を上げた。
女の隣の女子高生もびっくりして顔を上げる。
女は悲しげな顔で少し俯くと、
「そう、、、
無視、、、
無視するのね……。
そういうこと、、、
そういうことなら、アタイにも考えがある!」
と言って、赤い蝶々の付いた白いフリルのバッグを机の上にドンと置き、どぎつい紫のルージュの唇で含み笑いをしながら、ファスナーをゆっくりと開け、中に手を突っ込む。
そして得意げな顔をしながら、とんでもないものを出してきた。
・
・
……中華包丁だ!
「うわ!」
僕は小さな悲鳴を上げ、立ち上がった。
女子高生はあまりの緊張からか、座ったままだ。
「本当はアタイもこういうことはしたくないんだ。
でも……でも、あんたが、そんな態度をとるというのなら、仕方ないやろ!」
女はド派手なアイラインを描いた目に涙を溜めながら、ずっしりとした中華包丁を片手に、ゆっくり立ち上がった。
「ちょっと、あなた、何してんの?」
いつの間にか青い制服の警備員が女の傍らに立っている。
いきなり女は無言で中華包丁を切りつけた。
という夢でした、と信じたい内容ですね‥
俺も投稿者自身の妄想かと信じたい。
それで、逮捕されたのですか?
妖怪じゃん