これがうちのご先祖さま
投稿者:YoyoYoyoY (52)
今年のお盆休みに見た、不思議な夢の話です。
私の祖母は、99歳で大往生しました。
戦争を体験し、子育てを終え、持病を持ちながらも懸命に生きました。
私は祖母が大好きでした。
両親が共働きだったこともあり、子供の頃は学校が終わると、祖母の家で過ごす毎日でした。
そんな祖母を見送って、数年が過ぎたころ、お盆になると祖母が夢に現れるようになりました。
そして、決まって若返っているのです。
今年もやはり夢で会うことが出来ました。
99歳の祖母は、40代くらいの若さでした。古い写真の中の祖母は、とても美人でした。若い頃は、道行く若い男に声を掛けれられたと言います。
夢の中の祖母は、顔色も良く背筋も伸び生き生きとしています。祖母の後ろには、数十人の人が控えていました。お友達だろうかと思っていると、祖母が話始めました。
「こちらは、うちのご先祖さまよ」
私はハッとして、一人を見つめました。
祖母の横に立っていたのは、30代くらいの女性でした。
薄紫の地色に、裾の方には菊の花が描かた着物を着ています。
その人は、祖母の教育係のようでした。
ご先祖さまは、みな始終笑顔でこちらを見つめていました。
しばらくして、目の覚めた私は、菊の着物の女性は誰だったのだろうと気になりました。
そう言えば、祖母は自分のおばあちゃんが大好きだったと言っていたのを思い出しました。50代で亡くなったそうですが、とても美しい人だったと。
もしかしたら、菊の女性は、私の高祖母に当たる人だったかもしれません。
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