祖父母の加護
投稿者:せんべい (11)
これは、私の友人が体験した話です。
一軒家に、祖父母が二人で暮らしていたのですが、祖父が亡くなり、祖母が一人で暮らすこととなりました。
そのため、高齢の祖母一人で生活するのは心配ということで、その友人は職場に異動願いを提出し、祖母と一緒に暮らすこととしました。
数年後、祖母も癌を患い余命を宣告され、入院して延命治療をするか、自宅で余命を過ごすか選択を迫られ、自宅で看取ることを選びました。
仕事も休業し、懸命に介護をした甲斐もあり、宣告された余命よりも半年以上長く生きることができ、幸せそうな笑顔で天国に召されたそうです。
仕事を再開し、一年が経とうとしていたころ、いつも通り仕事から帰宅すると、家の鍵が回らず、家に入ることが出来なくなってしまい、鍵開け業者を呼ぼうとしましたが、携帯が圏外で、電話をすることも出来ませんでした。
仕方がないので、車で鍵屋さんまで呼びに行き見てもらったところ、何の問題もなく開け閉めすることが出来ました。
不思議に思いながらも、念のために鍵穴の清掃メンテナンスをしてもらい自宅に入ると、家の中が荒らされており、空き巣に入られていました。
警察の現場検証も終わり、周囲の警戒をするとの事でしたが、恐怖心で部屋の電気を消すことができなかったそうです。
次の日は事情を説明し、会社を休ませてもらい、防犯グッズを購入して設置をし、ニュースを見ていたら、昨日自宅近くで強盗殺人が発生したと
報道されており、発生時刻も帰宅した時間と同じくらいでした。
あの時、自宅の鍵が開いていら、殺害されていたのはだっ友人たかもしれません。
鍵が開かなかった原因は、家主の帰宅に気付いた犯人が、咄嗟に内側から鍵を閉めていたのかもしれませんが、携帯の電波が入らなかった原因は分からないそうです。
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