H県のI銀山で連れて帰ってきたもの
投稿者:cocoro (16)
これは、今の主人と20代の時に夏の暑い日のドライブで、ある銀山に立ち寄った時の話です。車のドライブで少したいくつしていた時のことです。
どこか涼しくて変わったスポットはないかと、探していたら目の前にI銀山という看板が出てきました。資料館や鉱物館もあるらしく、建物の中だから涼しいだろうと、早速、その場所へ向かいました。そこは。観光地なのですが、お客さんはとても少なく、まあ、ゆっくりできていいね、ぐらいの軽い気持ちで駐車場に車を止め、車の外に出ると汗が噴き出すような暑さで、早々に資料館と鉱物館の方に足を運びました。
建物の中は、涼しく快適で、みたこともない石、鉱石などがあちこちにあり、私は、夢中で歩き回り、館内を堪能しました。とても良い時間があっという間に経ち、外へ出ることになりました。
やはり、暑さが気になります。他に見るところはないかと探したら、
私『あっ!奥になにかある!』
彼『行ってみよう!』
その道の先の山のふもとに、小さな真っ黒い採掘場の入り口がぽっかりと開いて中を覗こうと入り口の前に立つとひんやりしたが風が吹いてきました。
真っ黒い中の様子とそのひんやりした風のせいか、背中がぞくっとしたような気がしました。
私『なんか、暗くて陰気くさいね。でも、涼しそう』
彼『坑道探検したことないから、ものは試しにいってみよっか?少し中の方にも明かりがみえるし。』
私『一緒にいれば大丈夫かな?(笑)』
彼『いこう!』
と、彼に引っ張られるように中に入っていきました。
まさか、あんなことになろうとは知らずに…
坑道内は年間約13℃とかなり寒くひんやりとしていました。
行くところどころにお人形が置いてあって、ここでどんな作業が行われていたか女の人や男の人ライトアップされて作業風景を演じていました。
また、それが少し怖かったりもしました。
約40分のコースだったのですが、一番坑道の突き当りまで来た時、急に足が上がらなくなりだして、何かを引きづって歩いているのかというくらいズズズっと重く重く、凄く重く背中にも何か背負っているようなじんわりと重い感じがしだし、すぐにここから出ないといけないという、差し迫った気持ちになりだしました。
彼が話しかけても答えない私を振り向き、立ち止まって固まっている私の様子に異変を感じ、手を握って支えてくれました。
彼『どうしたん?』
私『足が重くて前に進みにくいし、寒いし、体が凄い重いんや、なにかもらったかも…』
『このままやったら、外に出られんようになる…酸素薄い気もするし…』
彼『お守りは?』
そうなのです。
私は、霊感が強いというわけではないのですが、感受性が強く、霊を見たり、霊を拾ってきてしまったり、たびたび、そんなことに悩まされていたので、月に一度お寺通いをして払ってもらったり、霊や陰気(人の悪い感情や傷みから発生した気等)を浄化できる気功の先生のところに通っていて、自分自身も気功を開いてもらって、自分で浄化する修行の最中でした。中途半端に気功が開いていて使いこなせない、もらっちゃう体質とくれば、さらに来たい放題になっていたのでしょう。
話は、それますが、お寺にお坊さんに、あまりにも気持ちが優しすぎて、あっちからもこっちからも分かってくれるかもと霊が頼ってってきてしまうから、家の中でする仕事をした方がいいといわれたのですが、家の外に出たかったので、話を聞いた友だちの紹介で気功の先生を紹介されたのでした。
類は友を呼ぶといいますが、その友達は、親友だと思っていた友だちに嫉妬され、恨まれ、その念(陰気)で円形脱毛症と毎日ふらついて気分が悪いなどの症状が続き、その先生を紹介されたのでした。
私は、ふと思い出し、お寺でもらったお守りとは別にその気功の先生にもらっていた小さなちりめん袋の中に入っている鈴付きの水晶をおもいだしました。何かあったら自分の身代わりになって、陰気を受けてくれると渡されていたのです。
私『そうだ!鞄の中にあるお守りをポケットに入れて。。。。それから内ポケットにある水晶の袋だしてくれる?』
私は、おもだるさでしんどく動けないことに動揺していたので彼に動いてもらうことにしました。
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